多摩川を下る
すんませんねぇ、絵が多いんで
98/8/17 またまた下ってしまった
多摩川でのインラインスケートは国立→狛江・調布市界までの間は非常に活発です。この間は約15Km、スピードフリークなら約40分、初級者同伴で約1.5Hです。
ほとんどの多摩川スケータは狛江市界で引き返すのですが、そのままがんがん先に行くと、羽田まで行けてしまうのです。
※ 説明文は全てhttp://www.mapion.co.jp/にリンクしています。タイトルは広域地図に、文書内の説明文は詳細地図を開いています。このアイディアはさるまるさんの江戸川川下りのページから拝借しました。
国立市内
国立市内は、中央高速道路が多摩川と交差するポイントをスタート地点とします。中央高速道路から下流に行ったあたりには「海まで
38Km ] の表示があります。ここから、あなたの羽田までの旅がはじまります。
交通
府中市内
おおよそ、東芝、NECなどのハイテク企業が大量の税金を納め、さらには東京競馬場で、貧乏人からも、税金を絞り取る府中市内の多摩川のサイクリングロードは最高の条件でハイスピードスケーティングが出来ます。フラットで舐めても良いくらいのターマックが続きます。おそらく未来のハシモトセイコもここで育つのかもしれません。
ただし、スケータ以外にも、バイクのスピードレーサーが多いので充分注意しましょう。
休憩ポイントは
郷土の森公園付近は、公園利用者用に駐車場あり。トイレあり。
その他トイレは是政橋下流と随所にボックストイレがあります。
交通
調布市内
稲城大橋を越えると調布市内です。若干状況は悪くなりますが、やはりきれいなカラー舗装は続きます。
ただし、途中にっかつ撮影所があり、ロケやっている事もおおいのですが、午後はとにかく人が多いのがこのあたりです。どうやら調布市民は散歩がすんげぇ好きな市民なのですね。
休憩ポイントは京王相模原線付近です。トイレあり。
が、しかし
これが調布市内0Km地点を過ぎると突然「ブチ」と途切れるのです。
仕方ない、ワシラはそのままとぼとぼと登戸駅前まで約
1Km
あるくしかありません。
和泉多摩川から登戸まで、橋を渡って川崎市内へ移動して下さい。
なお、調布/狛江市界から200m登ったトコロにきれいな芝生とデンキ屋さんの自動販売機があります。
ここが最終休憩ポイントです。
川崎市内
川崎市内は、小田急登戸の橋の下から南武線の沿線に沿って走る事になります。堤防の上のターマックはご覧の通り、ずるずるです。まぁそれでも滑る事ができない訳でもないので、そのまま進む事ができます。
若干の上り下りや、ちょっとしたデコボコはありますが、やや荒れたターマックが溝口まで続きます。
洗濯岩の恐怖
(武蔵小杉近辺)
二子多摩川の高島屋を対岸に眺め、田園調布近辺のビバリーヒルズを過ぎると、いよいよ恐怖の武蔵小杉情無用洗濯岩が現れます。
ここらあたりはスケートをするというより貼って進むようなものでしょう。ワシラは通常ここを「洗濯岩」と呼んでおります。
護岸コンクリートの段となったわずか50cmの幅のトコロをそろりそろりと進むのですが、コンクリートは長年の「水辺のアルバム」水害をはじめとする、多摩川の災害にすり減らされ、丸石がすっかり現れた状態でワシラを出迎えてくれるのです。
こういったトコロはやっぱりひざをちゃんと曲げて軽くスピードを出しながら滑りきるしかありません。逆に状態を突っ張った状態でソロソロと進むと危険です。
さて、洗濯岩を乗り越えると、平間までは結構楽勝に進む事ができます。ただし、このあたりのターマックはひび割れが多く、けつまづく恐れがあるので充分注意しましょうね。
このカメラメーカーの大きな建物が見えたら、いよいよ東京に復帰できます。これまでの都落ちしたキブンを一新して下さい。ガス橋を渡って東京側に戻ると、なんだか多摩川もずいぶん下流まで来たなという感じがします。
ガス橋から六郷
すっかり、川面も海が近いフンイキに満ち溢れています。ただし、ワシラ多摩川スケータが「多摩川風」と呼んでいる川崎側から吹く強い南風が、大きく南に湾曲した六郷の多摩川緑地のあたりで強い向かい風となって襲ってきます。
例えママチャリごときは簡単にブチ抜くワタクシの健脚もカメさん状態です。
さて、六郷の橋を過ぎるといよいよ羽田が近づいてきます。
羽田まで
このあたりにくると俗に「多摩川風」と呼んでいる川崎側の風が充分追い風になってくれます。
何しろ多摩川はここでやや北向きに流れています。多摩川風が強くて軽いベアリングと帆があれば、漕ぐ必要はないかも知れません。(うそだ!)
トコロガ困った事に、このあたりにはこんな嫌がらせが行政によってなされております。これが結構恐いんですね。
あんまりスピードを出し過ぎて、エアバッグを飛ばさない様に要注意です。
羽田へ
さて、首都高速羽田線を過ぎると、あちこちに屋形船だの遊漁船だのが係留されているのが見えるでしょう。
人の話によると、羽田線の下で「プツ」とこの旅は終わっていたそうです。
実際の川沿いの歩道は玉川弁財天で終わっております。
しかし、そのまま狭い車道を100M進むと、ついに羽田の飛行場が見えるトコロまで行き着く事ができるようになりました。
帰りは最寄りの京急羽田駅、もしくは東京モノレールで帰還して下さい。
mailto:kenn@ktx.or.jp PXS00467
(maji)
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